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三層フローリングはどんな床?メリットとデメリットは?

板・構造について2023.10.16

ひとくちに「フローリング」と言ってもいろいろな種類があり、数あるフローリングを大きく種類分けすると、

  • 単層フローリング
  • 三層フローリング
  • 複合フローリング

の3つに分けられます。

今回のコラムでは「三層フローリング」に焦点を当てて、メリットやデメリットをお伝えしていきます。これから床材を決める方はぜひ、参考にしてください。

フローリングの3つの種類

床に置かれたいろいろなフローリングの板 無垢材 複合フローリング 三層フローリング 北欧の森

冒頭にも書いたように、フローリングには大きく分けて、単層フローリング、三層フローリング、複合フローリングの3種類あります。

3つの床材の大きな違いは「何層でできているか」という部分です。
まずは、フローリングの種類と特徴を見ていきましょう。

単層フローリング

単層、つまり一層でできているフローリングを単層フローリングといい、一般的には「無垢フローリング」と呼ばれています。天然木を切り出した1枚板のフローリングで、木の柔らかな肌ざわりと、木の特有の香りを楽しめるのが特徴です。

三層フローリング

表層・中間層・下層の三層でできているフローリングを「三層フローリング」といいます。表面には2.5〜3mmほどにカットされた木材が貼られているので、床に張った見た目は無垢フローリングとほぼ同じ。無垢材の質感を、無垢フローリングよりもリーズナブルに楽しめるのが特徴です。

複合フローリング

集成材や合板の基材の上に、薄くスライスした天然木や化粧シートを張り合わせて作ったフローリングを「複合フローリング」といいます。ここまで紹介したフローリングのなかで、最も安価なのが複合フローリングです。

複合フローリングには、2〜3mmにカットした木材を貼った「ひき板」、0.3〜1mmにカットした木材を貼った「突き板」。そして木目模様をプリントしたシートを貼った「シート」の3種類あります。

三層フローリングのメリット

床に積み重ねたフローリングの板 無垢材 複合フローリング 三層フローリング 北欧の森

フローリングの種類を簡単にお伝えしたので、ここからは三層フローリングのメリットをお伝えしていきます。

変形・変質が起こりにくい

表層・中間層・下層からなる三層フローリングは、湿度や温度の影響によって変形や変質が起こりづらく、隙間や反りが出ることはほぼありません。木の質感を楽しめるだけではなく、無垢材特有の変形や変質のデメリットがない点は、三層フローリングの大きなメリットと言えます。

無垢フローリングよりもリーズナブル

三層フローリングは、無垢フローリングよりも安価に取り入れられます。先ほどもお伝えしたように、三層フローリングの表面にはカットされた木材が貼られているため、肌ざわりや質感は無垢フローリングと同じです。

しかし価格は無垢材よりも安価なので、「無垢材は気になるけど、費用はあまりかけられない」という方に適しています。

床暖房にも対応できる

湿度や温度によって変形・変質が起こりやすい無垢材は、床暖房と相性が悪く、種類によっては併用できません。しかし三層フローリングならば変形や変質が起こらないので、床暖房との併用も可能です。

三層フローリングのデメリット

床に積み重ねたフローリングの板 無垢材 複合フローリング 三層フローリング 北欧の森

三層フローリングは無垢材のデメリットを解消しつつ、リーズナブルに取り入れられるのが魅力です。しかし、三層でできているからこそ出てくるデメリットもあります。

ここでは、三層フローリングのデメリットを確認していきましょう。

傷ついたときに床板ごと交換が必要になる可能性がある

三層フローリングは、深い傷が“味”ではなく“傷”になってしまう点がデメリットです。

三層フローリングは表面に貼る木材の厚みが2.5〜3mmほどなので、木材の厚みを超える深さの傷ができてしまったときには、中間層や下層部分がむき出しになってしまうことも。傷や凹みの程度や深さによっては、床板ごとの交換が必要になります。

無垢フローリングよりも劣化が進みやすい

三層フローリングは、無垢フローリングよりもリーズナブルに取り入れられますが、無垢フローリングよりも劣化が早く、耐用年数も短い点がデメリットです。

無垢フローリングの耐用年数は30年前後ですが、三層フローリングの耐用年数は10〜15年ほど。基材と木材を貼り付けている接着剤の寿命が、三層フローリングの寿命になります。

三層フローリングを取り入れた場合、無垢フローリングよりも10年以上早く張り替えが必要になることがほとんどです。

フローリングごとの特徴を知って、後悔のない選択を

無垢フローリング、三層フローリング、複合フローリングには、それぞれメリットもあれば、デメリットもあります。床材を決めるときにはそれぞれの特徴を知ったうえで、予算や好みなどから比較検討することが大切です。

今回は三層フローリングを紹介しましたが、これから無垢フローリングや複合フローリングのコラムも更新していきますので、ぜひご覧になってくださいね。

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