世界にはどんな木が生えている?世界三大銘木とは?木の現在 2023.11.20 動物や昆虫などと同じように、木の品種も日本と世界で異なります。 世界に生えている木の品種は20万種以上!以前北欧の森コラム「日本にはどんな木が生えている?多く植えられているのはどんな木?」内で、日本は国土の2/3が森林になっているとお伝えしました。そんな森林大国日本の森林面積は2,500万haで、700種の木が生えているといわれています。私たちが普段目にする木の品種は限られているので、700種という数字に驚きますよね。 1度は見たことがある?世界に生えている木の品種みなさんは、「テレビや雑誌で見たことがあるけど、名前は知らない」という木はありませんか?ここからは、みなさんも1度は見たことがあるであろう、世界に生えている有名な木の品種をお伝えします。 モンキーポッドテレビCMでお馴染みの“気になる木”。正式名称は「モンキーポッド」といって、熱帯アメリカ原産の常緑高木です。CMに起用されているのはハワイのオアフ島“モアナルア・ガーデンズ・パーク”に生えているもの。 バオバブ海外映画などで有名なバオバブは、主にアフリカ地方を原産とする品種。幹の直径は6〜10m、樹高は20mを超えるものもあり、樹齢5,000年以上にもなる木もある“大きくて長生きの木”です。 ガジュマル独特の幹の形をしたガジュマルは、沖縄県が原産地のクワ科イチジク属の品種です。生命力がとても強く、沖縄では「精霊が宿る木」や「幸せを呼び込む木」と呼ばれることも。小型のガジュマルは観葉植物として人気ですが、なかには樹高20mを超えるものもあります。 世界三大銘木とは?世界には20万種以上の木が存在していますが、そのなかでも良材として広く知られているのが、チーク・マホガニー・ウォールナットの「世界三大銘木」です。これらはいったいどんな木で、どのような特徴があるのでしょうか。 チークチークはインドから東南アジアが原産のシソ科チーク属の総称で、木目の美しさから「木の宝石」と呼ばれることもあります。油分を多く含み耐食性に優れていることから、20世紀初頭より家具の材料として使われてきました。 マホガニーマホガニーは、中央アフリカを主な産地とするセンダン科カヤ属の総称です。製材すると現れる赤みのある木目は、境界線が曖昧でとても美しいのが特徴。木目は「リボン杢(もく)」と呼ばれ、床材や家具、楽器などに幅広く用いられてきました。 ウォールナットウォールナットは、米国東部全域に広く分布するクルミ科クルミ属の品種です。クルミ科に属してはいますが、ウォールナットはクルミ材とは見た目が異なり、ウォールナットが濃い褐色なのに対して、クルミ材は白みのある色をしています。 世界に存在する木の品種は20万種以上!まだまだ知らない木がたくさん世界の森林面積は陸地面積の約3割ですが、存在する木の品種は20万種以上もあるといわれています。今回紹介したのは材木として有名な木やテレビCMなどで見かけることが多い、ほんの一部の品種のみ。 Category
|