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意外と知らない、はしごの種類と使い方

ロフトはしごについて 2024.3.29

「はしご」と聞くと、屋外で高い所へと上ったりするときに使うイメージがありますよね。
実は室内でも、いろいろなはしごが使われています。

今回のコラムでは、意外と知らないはしごの種類と使い方をお伝えします。
便利なものがたくさんありますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

はしごの種類と使い方

さっそく、はしごの種類と使い方を説明していきます。

2段ベッド用

子供部屋のダーク系の2段ベッドとはしご:北欧の森

室内用のはしごでもっとも身近なのが、2段ベッド用ではないでしょうか。
元々ベッドに付属しているものもあれば、後付けでベッドの淵に引っかけるタイプ、造作、市販品の利用など、いろいろな種類があります。

また、はしごの角度もさまざまで、上りやすいように斜めに立てかけられているものや、階段のようになっているステップタイプもあります。しかし角度があるタイプは上りやすいというメリットの一方で、はしごの下部分にデッドスペースができてしまう点がデメリットです。

近年、子ども部屋を5〜6畳とコンパクトにする方も増えていることや、2段ベッド程度の高さであれば安全性を確保できる観点から、垂直のものがやや多い印象です。
また、最近ではホテルやゲストハウスのような宿泊施設でも、室内の広さを有効活用するために2段ベッドとはしごを設置した部屋が多く見られます。

「2段ベッド用」とひとくちに言っても、さまざまな種類があるのです。

ロフト用

屋根裏や吹き抜け部分などを利用してつくるロフトは、はしごの利用が必須です。
ロフト部分に引っかけて使うものが主流ですが、常時立てかけておくものもあります。はしごを使わないときには壁に引っかけられるように、フックを設置する住宅も増えています。

また、物置のような利用頻度が低いロフトならば、使わないときには折りたたんでしまっておける伸縮タイプのはしごも便利です。伸ばしたときの半分ほどの大きさまでコンパクトに折りたためるので、収納スペースを取りません。

本棚、物置棚用

壁一面、天井付近まですべてを本棚や収納棚にしている住宅や、書店やアパレルショップなどの店舗では、スライド式はしごが多く活用されています。はしごをスライドできるようにレールを設置し、取りたい棚まで移動させて使うシンプルな構造です。

スライド式はしごは基本的に物を取りたいときに使用するため、使うときには上りやすいよう斜めに立てかけて使います。使わないときには垂直にしておけるので、場所をとらないのがポイント。滑車をレールにはめる、または固定しておけば、安定性も保てます。

コの字型に棚がある場合は、それぞれにレールを設置してその都度はしごをかけ直すことになりますが、コーナー移動に対応したものであれば、かけ直すことなく端から端までスライドできます。

天井裏用

羽目板の貼られた天井裏へと上るための専用はしご:北欧の森

天井裏や小屋(屋根)裏に収納スペースを設ける場合は、専用の固定式はしごを設置します。普段は入口が閉じているため、フック棒を使って天井を開けたときにはしごが出てくるしくみです。

折りたたまれたはしごを手動降ろすタイプもあれば、天井の開閉からはしごの昇降までをすべてスイッチで操作できる電動式もあります。電動のほうが便利かつ安全ではありますが、屋根裏の使用頻度はあまり高くはないため、手動式のほうが種類も実例も多い印象です。

避難用

避難のために建物側面に固定された脱落防止のケージ付き赤いはしご:北欧の森

マンションやアパート、オフィスビルなどで避難経路を確保するために、必ず設置されているのが避難用のはしごです。

  • 立てかけはしご
  • ハッチ用はしご
  • 吊り下げはしご
  • 固定はしご

などがあります。

立てかけはしごはロフトはしごのように、窓やベランダに引っ掛けて使うのが特徴。普段は収納しておくか、窓やベランダなどに固定して折りたたんでおきます。

ハッチ用はしごは主にマンションやアパートのベランダに設置されており、火災時に下の階へと避難するために使用します。千鳥配置になっているので、各階のはしごを使って1階まで降りていきます。

ハッチ用はしごが段階的に下に降りていくのに対して、吊り下げはしごは地面まで一気に下まで降りるために使います。ベランダや屋上の片隅に設置されている場合がほとんどです。
固定はしごはオフィスビルなどに多く、壁に足場が設けられていたり、はしごが壁に設置されていたり形状はさまざまです。

避難はしごは、緊急時に人命を守る重要な道具なので、建物や避難方法に合わせて細かく種類が分けられています。

屋外用

屋上や屋根に登るように壁に立てかけられた金属製のスライドはしご:北欧の森

屋根へと上るときや、窓掃除などにもはしごを使います。
私たちが「はしご」と聞いたとき初めにイメージするのは、この屋外用のはしごかもしれません。

決まった高さまでしか上れないシンプルなものもあれば、垂直スライドで長さが伸ばせるもの、折り畳みで伸縮できるものなど種類は多岐にわたります。

まとめ

ひとくちに「はしご」と言っても、さまざまな種類、使い方があることがわかりました。
見たことがあるものもあれば、初めて知ったものもあったのではないでしょうか。
使う場所や目的によって仕様や形状が違っていたりするのが、はしごの奥深いところです。

今回紹介したはしごの中でも、スライド式はしごは狭小住宅や店舗が増えている昨今、限られた収納スペースを有効活用するために注目したい道具のひとつです。
はしごの種類を知っておけば、家づくりや店舗づくりなどのヒントにもなるはずなので、ぜひ役立ててくださいね。